一都三県の人口移動
一都三県は、日本の人口約4割が集中する巨大な都市圏です。近年、東京一極集中が進む中、人口移動の状況はどのように変化しているのでしょうか?最新の2020年データに基づき、一都三県の人口転入・転出状況、そして人気の移住先について詳しく解説します。
1. 一都三県の人口転入・転出状況
1.1 転入・転出者数
2020年、東京都は依然として転入超過であり、転入者数は57万8348人に達しました。一方、転出者数は27万9812人となり、その差は約30万人です。これは、東京への人口流入が依然として盛んであることを示しています。
1.2 転入・転出率
転入率(5年前の常住地が他県の者)で見ると、東京都は10.7%と全国1位の高水準を記録しています。これは、東京の人口の1割以上が5年前までに他県から転入してきたことを意味します。一方、転出率(5年前の常住地が本県の者)は4.7%と全国平均を下回っています。
1.3 都道府県別の転入・転出状況
転入者数の多い都道府県
- 埼玉県:22万5754人
- 千葉県:18万5620人
- 神奈川県:16万6974人
転入率の高い都道府県
- 東京都:10.7%
- 千葉県:9.4%
- 神奈川県:9.3%
上記の通り、東京への転入者は主に埼玉県、千葉県、神奈川県から来ており、これらの都道府県の転入率も高くなっています。
1.4 23区民の転出先
23区民の転出先を見ると、都内への転出が全体の約半分を占め、次いで埼玉県、千葉県、神奈川県と続きます。近年は、都心から郊外への移住が活発化しており、特にファミリー層を中心に、子育てしやすい環境を求めて埼玉県や千葉県への転出が増加しています。
2. 一都三県の人気移住先
2.1 埼玉県
- 都心へのアクセスが良好でありながら、自然豊かな環境が魅力
- 比較的安価な住宅地が多く、子育てしやすい
- 公共施設や商業施設が充実している
2.2 千葉県
- 海や山など自然豊かな環境が豊富
- 都心へのアクセスも比較的良好
- 物価が比較的安価
2.3 神奈川県
- 海沿いの景観が美しい
- 都心へのアクセスが良好
- 多様な文化施設や商業施設がある
2020年の一都三県の人口移動状況は、東京への転入超過が依然として続いており、特に埼玉県、千葉県、神奈川県からの転入者が目立っています。また、23区民の転出先としては、都内、埼玉県、千葉県、神奈川県が上位となっています。
近年は、東京一極集中是正や働き方改革の影響もあり、都心から郊外への移住が活発化しています。今後も、一都三県の人口移動は、ライフスタイルや価値観の変化に合わせて変化していくことが予想されます。
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